植田ファームについて

日照時間日本一、「仁淀ブルー」と
呼称されるほど美しい水質、
日本一の清流仁淀川の下流部に位置する
自然豊かな土佐市で栽培された
【うんまいてんとう虫ピーマン】です。



農薬や化学肥料の利用率を慣行栽培と比べて
1/3以下に減らし、野菜にも土地にも人間にも
負担をかけすぎずに大事に育てたピーマンは、



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生でそのままワタごと食べられる、
とってもおいしいピーマンに育ってくれました。

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そう、お気づきの方もいらっしゃると思いますが
うちのピーマンは、農薬を完全に使わない、
化学肥料を完全に使わない、
というわけではありません。



植田ファームでは、ピーマンを
自分たちの子供のように扱っています。



例えば子供が40度の熱を出して苦しんでいるのに



“薬は嫌だ”と、病院に行かせない。
そんな親っているでしょうか?



私自身も3人の子供の親ですが、
子供が辛そうにしていれば病院に連れて行くし
あまりに熱が高いなら解熱剤を
飲ませることもしてきました。



ピーマンも同じです。



あくまでも生き物なので、
ちょっと暑い日が続けば
熱射病のようになってしまったり、
それが原因で合併症を起こすこともあります。



そんな時に、”薬は悪だ”といって何もせず、
天に祈るだけなのは、
ピーマンにとって最良の行動なのでしょうか?



私は違うと思います。



確かに、今の慣行栽培
(スーパーで見かけるお野菜の栽培方法)
での農薬の使われ方は、



「虫がついたら困るから、使う」
「病気になったら困るから、使う」
というような、予防の側面が強く、



そのため、
人体には害のない範囲ではありますが、
多量の農薬が使われているものも
あると思います。



ですが、”健康に育てる”ことを考えた時に、
風邪をひいたら薬を与えるように、
疲れたら栄養の多い食事を与えるように、



必要な時に農薬や化学肥料を使います。



また、できるだけ農薬や化学肥料を
使わずに済むように、IPM農業を行っています。



IPM農業とは病害虫や雑草防除において、
化学合成農薬だけに頼るのではなく、
天敵昆虫・防虫ネットなど
様々な防除技術を組み合わせ、
農作物の収量や品質に経済的な被害が
出ない程度に発生を抑制しようとする
考え方のことです。



…ちょっと難しい専門用語を使いましたが、
例えば植田ファームでは、ピーマンだけではなく
バジルやマリーゴールド、
そのほかピーマンに悪影響な害虫が
好んで寄っていく植物も
一緒に育てることで、


ピーマンに害が出ないようにし、
結果的に農薬の使用量を減らしたり、


一番の大敵がアブラムシなのですが、
農薬で一掃してしまうのではなくて、
幼虫から育てたてんとう虫を活用して
農薬の散布量を減らすことをしています。


つまり、健康に育つ環境を準備し、
適切に管理しながら
必要な時に薬や栄養剤を利用する。



まさに子育てと同じように、
ピーマンを扱っています。



だから、健康に育ってくれるので
“生でワタまで食べられる!
うんまいてんとう虫ピーマン”なのです。